5月 16, 2020HS Brand Story
HS Brand Story vol.1: プロローグ〜前半
Heading Southは、2020年の4月に誕生したばかりのブランドです。ブランド誕生や『The Soft Pump 素足でも痛くないパンプス』がイタリアで開発されるまでの経緯など、皆さまにHeading Southについて少しでも知って頂けたらと思い、”HS Brand Story”と題し、こちらの場で少しずつお話しさせていただきたいと思います。宜しければ、是非(そして気長に!)お付き合いください。
HS Brand Story vol.1: プロローグ〜前半
「はじめに」でも触れましたが、2014年、私は、金融時代の元後輩たちと一緒に、新しいパンプスの開発のチャレンジを日本で開始しました。昔は、ヒールが高めのパンプスを好んで履いていましたが、年齢を重ねるにつれて段々と履きづらくなり、また、新しいものを買っても、想定外の靴ずれで結局履かなくなったりと、気づけば、自宅の靴箱に稼働していないパンプスがどんどん増えていき、デットストック問題に頭を抱えていました。
単に年齢のせいだけでなく、時代の流れによる価値観の変化にも関係していると思いますが、我慢をしてお洒落をするよりも、自分らしく快適に動けることの優先度が上がる中で、快適さを満たしてくれたうえで、かつ、脚が少しでも綺麗に見えて、何にでも合わせやすい美しいシューズが欲しいと色々と探すものの、なかなか「これ!」というものに出逢えませんでした。割とずぼらな性格ゆえ、マイ定番が決まったら、それを大人買いして使い続けたいタイプなのですが、その「定番」となるものが見つけられずにいたのです。
加えて、脚がまだ綺麗に見えるので、ヒール靴は好んで履いていたものの、歩く速度が遅くなるし、硬いし痛いから、週末は積極的に履きたくない気持ちになってしまう・・・。このトレードオフも、どうにかできないのかな?と考えていました。
そんな積年の不満を仲間たちにぶつけたところ、「じゃあやろう!」という話になり、パンプスの定義を変えられるようなものを作りたいね、と壮大な夢を抱いて、プロジェクトがスタートしました。
(『HS Brand Story vol.2: プロローグ〜後半』へつづく)