HS Brand Story vol.6: 汐田 瀬里菜さん

(『HS Brand Story vol.5: Heading South!!』を読む)

筆記体にこだわったロゴ
いよいよブランド名が決まり、ロゴの制作依頼のため、デザイナーさんを探すことになりました。近年は、アルファベットの筆記体のロゴをブロック体にリニューアルするブランドも多く、ブロック体が主流ですが、手紙で南へ行くことを告げるみたいに、ロゴは筆記体にしたいという思いがありました。

何名かの候補の方に会わせて頂いたのですが、その中に、ロゴとアイコン、そして、初期のウェブサイトのアートディレクションをお任せすることになる、汐田瀬里菜さんがいました。

洋と和の融合
彼女に決めた理由。見せて頂いたポートフォリオの中に、筆文字のような和を感じる作品を見つけました(後日、ワイヤーで作った作品と聞いて大変驚くのですが・・・)。Heading Southは、その始まりの背景から、洋と和の融合を大切にしたいという思いがあり、汐田さんに筆記体で書いてもらったら、面白いものができるのではないかと考えました。

汐田さんの作品『さる』汐田さんの作品『さる』

汐田 瀬里菜さん
汐田さんは、とても可愛らしい女性ですが、最初の面談で過去の作品についてお話し頂いた際、彼女の持つ強いパッションと、闘争心にも似た強い向上心に惹き付けられました。また、言われたものを卒なくこなすよりも、クライアントの要望に対し、彼女のフィルターを通してより高いレベルのアウトプットを出したいという姿勢に大変共感しました。
ウェブサイトのアートディレクションは未経験とのことでしたが、彼女の才能やパッションに懸けてみたいという思いが私の中で強くなり、また、私自身も、任せきりではなく自分なりの意見や思いがある中で、それをそのまま表現してもらうよりも、化学反応を楽しめる方が絶対に面白いと思ったため、迷わず彼女にお願いすることにしました。

直筆のロゴ
Heading Southのロゴは、汐田さんの直筆です。筆記体の中に、女性らしい上品さや柔らかさを内包して欲しくて、実は何度かダメ出しをさせて頂きました。恐らく、今のロゴができるまで何百回も書いてくださったのではないかと思います。おかげさまで美しく、思いの宿ったロゴが出来上がりました。

方角のアイコン
アイコンは、Heading South(南方へ)に因み、方角のアイコンを考えてくれました。偶然にも、このアイコンのデザインは、私自身が長年お守りのように毎日着用しているペンダントにとても似ていたため、最初に提案を受けたときから、強い愛着を感じています。

南方へ!
トリビア的な話ですが、シューズにはアイコンが2箇所存在します。1箇所はヒールの外側に、もう1箇所はインソールにあります。このアイコンは、南を示すSマークが下方に位置するのが正式な配置となりますが、インソールにあるアイコンは、履いた方に南方へ(Heading South)向かっていただくために、つま先側にSマークを向けているのです(笑)。


汐田さんは、こちらのリクエストをしっかりと受け止めたうえで変化球を投げてきてくださる方。一瞬、「へっ!?」「でも、それ面白いね!」ということが幾度もありました。常に自分事としてブランドのことを考え抜いてくださり、おかげさまで素敵なロゴ、アイコン、ビジュアルができました。

汐田さん、いつもありがとうございます!

Heading SouthHeading Southのメインビジュアルは、旅をイメージしています


(『HS Brand Story vol.7: Babouche』へつづく)