HS Brand Story vol.8: 日本橋ストア
(『HS Brand Story vol.7: Babouche』を読む)
お試しの場、おもてなしの場、「日本橋ストア」
今回は、日本橋ストアについてのお話です。Heading Southの店舗は、東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅徒歩2分の場所に位置します。こちらのお店は、The Soft Pumpをお試しいただく場として、また、お客様のおもてなしの場として設けております。
160年弱続いた老舗佃煮屋「日本橋鮒佐」の跡地
こちらは、 文久2年(1862年)に創業し、長く愛された老舗佃煮屋「日本橋鮒佐」の跡地でもあります。そのような歴史のある物件ゆえ、今でも日本橋鮒佐の佃煮の愛好家の方々が時々訪ねていらっしゃいます。
日本橋鮒佐は、私自身も以前に利用させていただいたことのあるお店でしたが、店舗物件として内見した際、佃煮屋さんとは思えぬくらい意匠の凝らした内装に感銘を受けたのと同時に、佃煮屋さんなのに、少し「洋」の要素を感じさせる意匠がとてもユニークだと感じました。また、創業からの長い歴史があり多くのお客様に愛されたお店でもあるため、できる限り内装や外装を継承できないかとも考えました。
結局、内装はペイントを塗り替えたのみ。日本橋鮒佐さんが利用されていた「のれん」と店頭脇の垂れ幕も継承し、同じ場所にHeading Southの「のれん」と垂れ幕を掲げています。
店頭の「のれん」
家具はTIME & STYLEさんに
店内の家具は、TIME & STYLEさんにお願いしました。同社は、ドイツから活動をスタートされ、その後日本で1号店を開業された家具屋さん。コンテンポラリーなスタイルながら、北海道・旭川に自社工場を持ち、和の要素が美しく溶け込む独自の世界観が以前からとても好きでしたが、洋と和の融合をテーマに持つHeading Southにも、また、店内の意匠にも美しくマッチしてくれるのではないかと考えました。
店内の意匠と家具
Luis Mendoさんによる絵画
店内に飾られている4枚の絵画は、スペイン人クリエイターで友人でもあるLuis Mendoさんによる作品です。Luisさんは、HS Brand Story vol.1-2で触れた前回プロジェクトのサポートメンバーでもありました。前回一緒に完成まで至ることができなかったことがずっと心残りで、彼に絵を描いてもらうことをお願いしました。
Luis Mendoさんによる絵画
どら焼きをどうぞ召し上がれ!Heading Southでは、事前にご来店のご予約をいただくと、オリジナルのどら焼きをお出ししております。こちらのどら焼きは、東銀座にある木挽町よしやさんでお願いしています。1922年創業のよしやさんは、歌舞伎座近くの路地裏に小さなお店があり、半月形のどら焼きは、手土産として愛用される逸品。出来立てのフレッシュなどら焼きを食べて欲しいとの店主のこだわりを受けて、Heading Southでは、ご予約頂いた当日のものをお出しするようにしております。来店のご予約を頂いてからどら焼きを注文することから、是非、事前にご予約いただけましたら嬉しく思います!
また、ご試着だけでも、どうぞお気軽にご予約ください!
オリジナルのどら焼きをどうぞ!
つづく・・・